Archive | 2019年04月
2019.04.26 ( Fri )
00:10:00
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「鉄道コレクションの西武351系から作った355編成タイプのNゲージ鉄道模型を修正して、タイプではない方向に何とかする」の第8回。こちらも完成編です。
加工内容は353編成と同様なので割愛します。
クモハ355
サハ1336
クモハ356
サハが偶数車なので元運転台の向きが351、353編成とは逆になります。クモハの抵抗器は旧式のものです。
気になっていた方もいらっしゃるかもしれませんが、サハ1336のレタリングリベットのその後です。
拡大したり光にかざすとなんとなく見える程度の仕上がりです。むしろ埃の方が目立ちます。それでもリベット表現が全く無いよりは良いのではないでしょうか。
これで無加工の鉄コレ西武351編成と合わせて、晩年の3編成が揃いました。この並びの眺めはなかなか良いです。
最後に展示台にも載せてみました。
タイプではない方向に何とかしようという加工でしたが、途中で更なるエラーを発見したりして、結局タイプのままになりました。細密なディテールUPもしていませんが、鉄コレと一緒に楽しむにはこれで十分だと思います。
これにて西武鉄道351系の模型を作るシリーズは完了です。
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2019.04.24 ( Wed )
00:10:00
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「鉄道コレクションの西武351系のジャンク品から353編成のNゲージ鉄道模型を作る」の第10回、漸く完成です。
まずは353編成。ヘッドライトのレンズは0.75mm径の光ファイバです。表面にレンズの表現としてセメダインハイグレード模型用をちょっと盛って乾燥してあります。エポキシ接着剤を使うのと比べて溶剤分肉痩せしますが、小さいレンズには丁度良い具合になったようにも見えます。正面窓裏には鳳車輌製造の「民鉄窓越幕 所沢篇」という行先表示器ステッカーを透明塩ビ板に貼った物を微量のGクリアで接着しています。ダミーカプラーがあまり垂れ下がらないように、その部分の床板を切って0.5mm程少し削った上でシートパーツの方に両面テープで接着してありますが、カプラーと胴受との間にも遊びがあって少し下を向きがちなようです。
クモハ353
サハ1313
クモハ354
パンタグラフはTomixのPS16P、動力はサハ1313にTM-07を組み込みました。床下機器は前述のとおり永井上石神井車輛工場さんの3Dプリンタパーツです。リボン式抵抗器の方を使っています。黄色い配管は台車に干渉しないように、かなり短めに作ってあります。それは良いのですが、床下機器自体も全体的に小さめに感じます。GMのオーバースケール気味な床下機器を見慣れてきているせいでしょうか。スケール的には合っているのかもしれません。
拡大すると手すりの歪みが気になってしまいますが、個人的には老眼も手伝って肉眼では気にならないレベルです。
355編成も当然同時進行で出来ています。長くなりますので近日中に次回に続きます。
2019.04.17 ( Wed )
00:10:00
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「鉄道コレクションの西武351系のジャンク品から353編成のNゲージ鉄道模型を作る」の第9回、そして「鉄道コレクションの西武351系から作った355編成タイプのNゲージ鉄道模型を修正して、タイプではない方向に何とかする」の第7回の併用記事。いよいよ完成間近?
エナメル塗料で各種色差しをしました。パンタグラフ台はダークブラウンとフラットブラウンを調色した焦げ茶色、ヘッドライトカバーはフラットアルミ、テールライトはクリアレッド、Hゴム支持窓の車体断面側はフラットブラック、にそれぞれ塗っています。Hゴム部分の表面は黒マーカーで塗ります。
ここで新兵器?登場。
「マッキープロ 特殊用途DX」です。他のブログ記事で見かけて是非使ってみたいと思っていたものです。その特徴は何と言っても、マッキーを使ったことのある方ならご存知のあの独特の艶、が無くて、「普通の黒色」であるという点です。ただ、購入時に他の購入者のレビューを見ると、あまり良くない事も書かれています・・・。
実際に使ってみたところ、塗った後がエナメル塗料のような塗膜になります。塗ってすぐはエナメル塗料溶剤で拭き取れます。少し厚塗りすると、固まってペリペリと剥がれることが有ります。一見乾燥した状態でもこすると落ちてきます。
・・・ということで、不用意にこすって落ちた塗料で周りを汚すこともあり、最終的には殆どの箇所を剥がして普通のマッキーで上塗りすることにしました。新兵器ならず、です。
窓ガラスをはめて、別パーツになっている中間サハの屋根を取り付けます。客用ドアを交換した部分の窓ガラスは、既存のパーツをそこだけ取り除いて、透明塩ビを切り出したものをゴム系接着剤で貼り付けました。貼り付ける前に銀河モデルの丸いドア窓表示インレタを転写しておきました。
西武351系3連のサハ1311を作る際に、問題とされる考証の一つに、貫通路に扉は付いていたか、というのが有ります。鉄コレのサハ1314には扉の表現は有りません。今回、確実に扉があることが画像等で確認できたサハ1336の連結面にのみ、kitcheNの旧国前面Hゴム窓パーツに付属しているプレスドアを取り付けておきました。
いよいよ組み上げ、と言ったところですが、最後に3Dプリンタ出力品の黄色いパーツを車体側に取り付けました。
こんな感じで窓ガラスパーツと車体の間に挟み込むように取り付けます。これは車体下に見えている配管なのですが、西武では黄色に塗られていたので非常に目立つ存在です。
(実車の黄色い配管)
全車両に取り付けたのですが、この位置に後付けで接着するのはかなり大変でした。少量の瞬間接着剤を併用しているのですが、ガスで車体が白化しないように気を付けました。今後作業をされる方は、もっと素地のうちに接着剤でガチガチに固めてしまい、その後で車体塗装をした方が良いと思います。
次回、いよいよ完成披露です。
今年は桜が結構持って長く咲きました。それもあって、運良く桜がまだ咲いているうちにお花見をすることができました。
こちらは久米川のくめがわ電車図書館です。2か月程前に塗装を直され、ついでにツートン化しています。
ツートンな旧101系と桜のコラボレーションが楽しめるとは、有難い限りです。
色合わせ。市販塗料で最も西武トニーベージュの近似色だと思っているアサヒペンのライトアンバーとの比較です。微妙に違いますがイイ線行っていると思います。ちなみに現在の西武鉄道での復活塗装で塗られているベージュは下のような色でした。(復活ツートンのベージュも同色なのは確認済みです)
こうしてみると、本物の電車の塗装はツルツルで光沢感が違いますね。やはり塗装の仕方、仕上げ方が一般の塗装とは少し異なるのかな、と思いました。
塗って約2か月ですが、既に錆色の雨だれが見られました(拡大しないと見えないかもしれません)。これはおそらく塗装の下が腐食したというよりも、細かい塗り残し部分から出ているのだと思います。窓回りもサッシを外して塗装しているわけではないので隅々まで、とは行かず、そこから剥がれや錆が出始めているようでしたが、このあたりは手間と費用を考えると仕方がないところなのでしょう。
逆光でエアコン配管が見えていますが、こちら側からの方が桜との構図は良いみたいです。
こうしてツートンの塗装を再現してくださったスタッフやボランティア業者の皆様には頭が上がりません。動かない野ざらしの車体の腐食を防ぐのは想像以上に難しく、維持は大変だと思います。今回全面的に修復塗装をして下さったおかげで、また数年は延命できたかと思います。感謝しながらツートン塗装と桜のコラボレーションをひとしきり楽しんできました。有難うございます。
今回は以上です。
それでは、また次回。
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「鉄道コレクションの西武351系のジャンク品から353編成のNゲージ鉄道模型を作る」の第8回、そして「鉄道コレクションの西武351系から作った355編成タイプのNゲージ鉄道模型を修正して、タイプではない方向に何とかする」の第6回の併用記事。ぼちぼちエアブラシ作業が終わります。
ここでヘッドライトケースをざっくり銀塗装(後でエナメル塗料で仕上げ塗りをするので)、列車無線アンテナにKATOのE851用アンテナが入るように穴を広げて取り付けました。光にかざすとパーティングラインが目立つのは気にしない気にしない・・・。
全車両にナンバー等のインレタ貼りをします。それにしても埃が多いですね・・・。この段階で車体全体にガイアカラーのセミグロスクリアーを吹いて艶の調整とインレタ保護をしてしまいます。
車体の完全乾燥待ちの間にいくつか作業をしておきます。まずは窓ガラスパーツの戸袋窓部分を車体色のベージュAで塗っておきました。
次に、前回の永井上石神井車輛工場さんの3Dプリンタパーツについてきたコレをマルチプライマーを塗った後で黄色く塗っておきます。筆塗りです。
黄色は手持ちのガイアカラーの西武イエローです。
もひとつおまけに、西武351系の鉄コレが発売されてからかなり経っていますので、銀河モデルの乗務員室仕切りのパーツももうずっと欠品です。ということで、1組だけプラ板にプリンタで印刷したものを貼ってでっち上げました。
0.5mm厚でも結構厚く見えるものです。でも厚みの部分は車体で隠れてしまうので大丈夫だと思います。
今回は以上です。
それでは、また次回。
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